- 2021/10/22 掲載
米ブラックストーン、第3四半期利益は前年比112%増 資産売却で
ブラックストーンなどのPE企業は低金利と景気回復を背景に高値で資産売却を進めている。
1株当たりの分配可能利益は前年同期比112%増の1.28ドル。リフィニティブによるアナリスト予想平均の0.91ドルを上回った。
スティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会見で「利上げの可能性も含む将来のサイクルに対してわれわれのポートフォリオが良いポジションになっていると信じている」と述べた。
ブラックストーンは、パナソニックに対する米サプライチェーンソフトウエア企業ブルーヨンダー株売却を含め、第3・四半期に218億ドル相当の資産を売却したと明らかにした。
また、データセンター運営のQTSリアルティ・トラストの67億ドル規模の非公開化、一戸建て住宅の賃貸を手掛けるホーム・パートナーズ・オブ・アメリカの60億ドルでの買収を含め、新規投資に371億ドルを費やしたことも明らかにした。
第3・四半期のPEファンド時価総額は9.9%増加。S&P総合500種採用銘柄の0.23%増を上回った。
一般会計原則(GAAP)に基づく純利益は約2倍の14億ドル。投資利益に押し上げられた。
運用資産総額は7307億ドルで、3カ月前の6488億ドルから増加した。
同社は四半期配当を1株当たり1.09ドルとした。
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