- 2021/10/22 掲載
高官の株購入禁止=新ルール導入―米FRB
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーやFRB幹部らの個別銘柄の株式購入禁止などを盛り込んだ新たな規制を発表した。新ルールにより、FRB関係者は幅広い投資商品の購入が制限される。
FRB高官の投資活動をめぐっては今年、FOMCメンバーである地区連銀総裁2人が株取引などを問題視され、辞任に追い込まれた。米議会では、パウエルFRB議長の責任を問う声も上がっていた。
新たな規制では、FRB高官らは個別株の購入や、個別債券などの保持、デリバティブ(金融派生商品)取引も禁じられる。
パウエル議長は声明で「厳しい新ルールにより、すべての高官がFRBの使命にひたむきに取り組むことを示す」と強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(AFP時事)
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