- 2021/10/28 掲載
自動車の9月世界生産、トヨタなど7社で前年割れ 部品不足の影響深刻
SUBARUが7割近く落ち込んだほか、他社も3─4割程度の減少となった。
トヨタ自動車は前年同月比39.1%減の51万2765台と2カ月連続で前年を割り込んだ。計画の90万台から大きく下振れした。ただ、現在は東南アジアの感染防止対策や規制が緩和されつつあり、11月の世界生産は85万─90万台と過去最高を上回る水準を見込んでいる。
日産自動車は27.9%減の26万1018台と3カ月連続の前年割れ、ホンダが30%減の33万0940台で4カ月連続の前年割れとなった。
SUBARUは68.1%減の3万0664台、マツダは44.1%減の7万0843台、ダイハツ工業は39.8%減の8万8724台となり、3社いずれも3カ月連続で前年を下回った。スズキは42.5%減の16万8772台と2カ月連続で減少した。
一方、三菱自動車は26.1%増の9万5739台で、6カ月連続で前年実績を上回った。
<上期としてはホンダ・スバル・マツダが減少>
同時に発表した4月─9月(上期)の各社の世界生産は、ホンダが前年同期比6.2%減の197万8792台、SUBARUは3.4%減の34万1791台で、ともに2年連続で前年割れ。マツダは2.4%減の46万5699台で、4年連続で前年を下回った。
一方、トヨタは16.6%増の408万1437台と2年ぶりに前年を上回った。日産も3.0%増の159万1886台となり、17年度以来のプラスに転じた。
スズキは32.3%増の127万4800台、三菱自は68.6%増の46万6511台で、ともに3年ぶりの前年超え。ダイハツは18.6%増の66万6499台で、2年ぶりに前年を上回った。
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