- 2021/10/28 掲載
TOB価格、引き上げ否定=新生銀を批判―北尾SBI社長
インターネット金融大手SBIホールディングスの北尾吉孝社長は28日記者会見し、新生銀行に対するTOB(株式公開買い付け)について、1株2000円の買い付け価格の引き上げを否定した。新生銀はTOBに反対した上で、SBIが価格を引き上げれば賛成に転じるとしているが、北尾氏は「1銭も増やすつもりはない」と明言した。
SBIが9月9日に新生銀へのTOBを表明して以来、北尾氏が公の場で発言するのは初めて。北尾氏は、新生銀を高額で買い取る企業があるなら譲ってもいいと述べた。
北尾氏はまた、新生銀が約20年にわたり公的資金を完済していないことについて、「10~20年単位でお金を返さないことはあり得ない」と厳しく批判。新生銀の業績低迷に関しては「どうやったらこうなるのか不思議だ」と述べ、同行の若手社員や元役員から買収を求める手紙が届いていると説明した。
【時事通信社】
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