• 2021/10/28 掲載

三菱自、新型アウトランダーのPHV9年ぶり刷新 脱炭素を推進

ロイター

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[東京 28日 ロイター] - 三菱自動車は28日、9年ぶりに全面改良した旗艦車種「アウトランダー」のプラグインハイブリッド車(PHV)を発表した。12月16日から日本で発売し、来年以降に海外でも順次投入する。ガソリン車への規制が強まる中、電気自動車(EV)としても走行できるPHVの販売を強化し、脱炭素を推進する。

アウトランダーは同社の最量販車種で、スポーツ多目的車(SUV)。新型車は2022年3月末までに日本で5000台の販売を計画する。米国、豪州、欧州、中国などでも発売する予定。

加藤隆雄社長は同日の発表会で「製造から使用、廃棄までの車の一生を考えた場合、(日本では)CO2の排出量はEVよりも実は少なく、環境負荷が最も低い」と指摘。PHVは「カーボンニュートラルに向けて最も貢献できる車だ」と述べた。

新型車の航続距離は約87キロと現行車から約5割延ばした。ガソリンエンジンでの走行距離も合わせると約1000キロになる。連合を組む日産自動車、仏ルノーとの共通プラットフォーム(車台)を採用してコストを抑えた。

三菱自によると、電池は製造時にCO2を大量に排出するが、PHVはEVより搭載する電池が小さく排出量が抑えられる。コストの高い電池の容量も小さいため、EVより車両価格も安くできる。

アウトランダーは2001年に発売し、13年からPHVを追加。PHVは9月末時点で世界累計約29万台を販売している。米国ではすでに新型アウトランダーのガソリン車タイプを発売している。ただ、米国でも30年までに販売する新車の半分以上をPHV、EV、燃料電池車にするという大統領令が出され、今後は環境車の販売を迫られる。

一方、半導体不足の影響について加藤社長は「全車種で影響が出ている」と説明。新型アウトランダーのラインでは、残業時間を調整するなど「いろいろやりくりしながら、生産を続けているという状況」と話した。

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