- 2021/10/29 掲載
午後3時のドルは113円半ばで小動き、衆院選を控え様子見姿勢強まる
足元の米10年債利回りは1.6%近辺で推移。前週には一時1.7%まで上昇する場面もあったが、その後は低下傾向にある。さらに、ユーロの上昇や2021年第3・四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値の下振れなどを背景に、ドルの上値は重い。
上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「米金利の上昇に勢いがなくなってきており、もう一段のドル売りの調整的な動きが出てもおかしくない。一時的に113円を割り込む可能性がある」との見方を示した。
ユーロ/ドルは1.1666/70ドル、ユーロ/円は132.62/65円と、朝方からやや軟化。ユーロは欧州中央銀行(ECB)理事会後に対ドル、対円で上昇した流れを引き継いで始まったものの、週末を控えた利益確定売りに押された。
豪ドル/円は85.71/75円。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は29日、0.1%の利回り目標の対象である2024年4月償還債の買い入れオペを前日に続き見送った。市場では、同目標が変更されるか、あるいは廃止されるとの見方が強まった。これを受け、豪3年債利回りが上昇。豪ドルも対ドル、対円でじりじりと上昇した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.65/67 1.1666/70 132.61/65
午前9時現在 113.60/62 1.1680/84 132.71/75
NY午後5時 113.56/60 1.1679/83 132.69/73
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