- 2021/10/29 掲載
米アップル、7─9月の中国売上高が前年比83%増加
半導体不足と東南アジアの供給網のボトルネックにより全体の売上高は29%増となっており、中国での伸びが際立つ形となった。
IDCのアナリスト、ウィル・ウォン氏は「アップルのiPhoneが好調だったのは高級スマートフォン市場における華為技術(ファーウェイ)の落ち込みに関係している」と分析した。「他の主要な中国メーカーも高級機種のイメージを構築するのにまだ時間が必要だ」と指摘した。
カナリスによると、7─9月の中国のスマートフォン市場でアップルのシェアは11%で5位だった。前年同期の6%から拡大した。カウンターポイント・リサーチはアップルのシェアを13%としている。
カナリスのアナリスト、ニコール・ペン氏はアップルが9月に投入した「iPhone13」について「10月に入って(中国で)非常に好調だ」と述べた。
「短期的には需要が供給を上回る」と指摘し、一部の消費者は2月の旧正月のセールで旧型から買い替える可能性があるとの見方を示した。
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