- 2021/10/29 掲載
ユーロ圏消費者物価、10月は前年比+4.1% 13年ぶり高水準
市場予想は3.7%上昇。9月は3.4%上昇だった。
エネルギー価格の上昇や増税に加え、供給制約で価格圧力が高まったことが背景。
10月の上昇率は2008年7月以来の高水準。HICPが導入された1997年以降で最高の水準に並んだ。
エネルギー価格は前年比23%上昇。サービス価格は2.1%上昇した。
HICP上昇率は、欧州中央銀行(ECB)の目標の2倍以上。アナリストやECBは、来年にはインフレ率が鈍化すると予想しているが、ECBの以前の予測ほど急ピッチには鈍化しない兆候が出ている。
10月は、食品とエネルギーを除くコアインフレ率と、さらにアルコールとたばこも除いたインフレ率も、ともに1.9%から2.1%に加速。ECBの目標を上回った。
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