- 2021/11/02 掲載
午後3時のドルは小幅安113円後半、米FOMC控え持ち高調整
今回のFOMCではテーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始が決定されるかどうかが注目点だが、市場は年内のテーパリング開始は織り込み済みで、利上げのタイミングにより関心が集まっている。このため「今回のFOMCに対する市場の反応は限定的となるのではないか」(同)との声が多い。
また、衆院選はドル/円相場に大きな影響を与えることなく通過したが、今後については「岸田政権の政策期待で日本株が上昇し、リスクオンムードが広がれば、円売り圧力が一時的に高まる可能性はある」(ソニーフィナンシャルグループ・シニアアナリスト、石川久美子氏)という。
他の主要国通貨では、豪中銀の政策金利発表を受けて豪ドルが対米ドル、対円で軟化した。豪ドル/円は85.13円付近、豪ドル/米ドルは0.7490ドル付近で推移し、いずれも下落基調が続いている。
オーストラリア準備銀行(豪中銀)は2日、オフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.10%に据え置いた。ただ、債券利回りを低く抑え、2024年まで政策金利を据え置くという方針を撤回した。
会合後の記者会見でロウ豪中銀総裁は、市場が織り込む早期利上げについて可能性は非常に低いとの見解を示したが、市場予想よりもタカ派ではなかったと受け止められ、豪ドル売りが加速したという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.67/69 1.1605/09 131.95/99
午前9時現在 114.08/10 1.1598/02 132.33/37
NY午後5時 113.98/01 1.1606/10 132.29/33
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