- 2021/11/03 掲載
会長ら役員報酬減額=元行員の逮捕で処分―三井住友信託銀
三井住友信託銀行は2日、元行員が警視庁に詐欺容疑で逮捕されたことを受け、事件発覚時に社長だった橋本勝会長らの役員報酬を減額する社内処分を発表した。同行は「深く反省し、心よりおわびする」とコメントした。
役員報酬減額は、橋本会長が9月から3カ月間20%減、親会社の三井住友トラスト・ホールディングス(HD)の大久保哲夫会長が同15%減など。現在の大山一也三井住友信託銀社長、高倉透三井住友トラストHD社長はそれぞれ報酬の10%を3カ月分自主返納とした。
また、昨年の株主総会時の議決権行使書の誤集計問題も踏まえ、三井住友トラストHDと三井住友信託銀の全役員70人の6月の賞与を10~20%減額したことを明らかにした。
同行は事件発覚後、顧客宅訪問時は原則、現金を取り扱わないなどの再発防止策を講じている。
【時事通信社】 〔写真説明〕三井住友信託銀行のロゴマーク
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