- 2021/11/03 掲載
ECB総裁、来年利上げの可能性非常に低いと指摘
ラガルド総裁はリスボンで開催された会合で「金利に関するフォワードガイダンスで、われわれは利上げを開始する前に満たすべき3つの条件を明示している」と指摘。「足元でインフレが進行しているが、中期的な見通しは依然穏やかだ。したがって3つの条件が来年満たされる可能性は非常に低い」と述べた。
「ここ数週間、インフレ見通しの不確実性の高まり、ユーロ圏の政策金利予想への海外からの影響波及、パンデミック後の資産買い入れ制度に関する疑問を主因に、市場金利は上昇してきた」とし、ECBは引き続き緊急資産買い入れ制度を活用して借り入れコストを押し下げていくとし、最近の利回り上昇をけん制した。
ラガルド総裁は「エネルギー・燃料コストの上昇で購買力が低下している局面で過度な金融引き締めをするのは望ましくないと述べた。
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