- 2021/11/04 掲載
米財務省、次の四半期の国債入札規模を縮小
財務省は、現在の入札規模では中期的に借り入れが過剰になるため、発行を削減すると表明した。米政府は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)関連の支出を賄うため、2020年に入札の規模を拡大していた。
7年債と20年債の入札が相対的に大きな削減となり、財務省はこれらの国債の構造的な需要と供給のバランスをより良くしたい意向だと説明した。
財務省は「新型コロナのパンデミックによる借り入れの必要性が高まったのを受け、これらの国債は他より大幅に増やされていた。これらの国債の削減は、さまざまな市場参加者からの意見の中心となっている」とコメントした。
財務省は、次の四半期で2年・3年・5年債の入札規模を毎月20億ドルずつ削減し、7年債の入札規模は月30億ドル削減する予定とした。
10年債と30年債の新規とリオープンの入札も20億ドル削減し、20年債入札は40億ドル削減する。2年変動利付債の入札も、1月に20億ドル削減する可能性が高い。
2021年11月から22年1月までの四半期では総額840億ドルを削減する見込みだ。
財務省は、3年債を560億ドル、10年債を390億ドル、30年債を250億ドルそれぞれ来週発行すると明らかにした。
財務省は1日に、第4・四半期に1兆0150億ドルの借り入れを予定していると発表した。第4・四半期初めに残高が少なかったため8月時点の予想の7030億ドルを上回った。
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