- 2021/11/09 掲載
オーケーに反論=総会の集計、「適法」―関西スーパー
関西スーパーマーケットは9日、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合が承認された臨時株主総会での議決権行使集計について経過の詳細を明らかにした。集計手続きに不備があった疑いがあると主張する首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)に反論。関西スーパーは「総会検査役の立ち会いの下で適法かつ公正に行われた」と主張した。
関西スーパーによると、ある株主が事前に賛成の議決権行使書を送付していたが、総会当日に棄権と見なされる白票を投票した。この株主が集計中に自らの議決権が事前に行った賛成の意思表示通りに扱われているか確認を求めた。関西スーパーは申し出を受け、この株主の議決権を賛成にした。
この処理で関西スーパーとH2Oとの経営統合案への賛成が65.71%から66.68%となり、統合案可決に必要な3分の2をわずかに上回った。オーケーは統合差し止めの仮処分を神戸地裁に申請する方針だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕上から関西スーパーマーケット、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング、オーケーのロゴマーク
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