- 2021/11/11 掲載
凸版印刷とNeU、認知脳科学の知見に基づいた「ニューロデザイン」評価サービスを販売
2020年より、凸版印刷とNeUは、顧客向けのクリエイティブに対する、実際の脳活動の見える化技術「fNIRS」(※1)やアイトラッキングをはじめとした人間の生体信号反応を計測し、どういうデザインが「興味をひきやすいか」「好ましいか」などを認知脳科学の視点から共同研究するプロジェクトを進めてきました。
本サービスは、クリエイティブを見たときの各種生体信号を計測し、定量的なスコアとして評価することで、従来の調査手法である主観アンケートだけでは見えなかった潜在的な情報を得ることが可能な調査手法です。現在、「ニューロデザイン(R)」は、目的に応じた評価指標として、「興味」「記憶」「注目」「好ましさ」「読みやすさ」などのスコア化を可能としており、今後も研究開発を継続し、指標を拡大する予定です。
また、「好ましさ」「読みやすさ」の指標については、本プロジェクトで取得した6,000以上の生体信号データからの機械学習により、クリエイティブ評価AI指標として新たに開発・実用化したものとなります。
なお「ニューロデザイン(R)」評価サービスは、2021年11月12日(金)に開催のオンラインセミナー「NeU Brain Forum 2021 Neuro-marketing Day」(主催:NeU、参加費無料)および、今後凸版印刷が主催するウェビナーなどで紹介予定です。
■背景
近年、インターネットをはじめとした様々なメディアの普及に伴い、広告や宣伝などのクリエイティブが世の中に氾濫しています。デザイン制作会社やクリエイターは、より一層の「消費者に選ばれる」効果的なデザイン制作が求められています。
そのような課題を解決するため、凸版印刷の持つクリエイティブ制作ノウハウと、東北大学発の脳科学ベンチャーであるNeUの知見と技術をもとに「より消費者の興味を喚起するデザインとは何か?」「より好まれるデザインとは何か?」など、認知脳科学の見地からクリエイティブ・企画を科学的に検討して定量化し、顧客にとって最適なデザイン開発手法を構築しています。
※1 fNIRS:functional near-infrared spectroscopy 機能的近赤外分光法
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