- 2021/11/11 掲載
エクソンCEO、利益倍増目標の達成に自信
ニューヨーク・タイムズ主催のオンラインイベントで述べた。
同社は昨年、原油価格の急落を受けて224億ドルの赤字を計上したが、今年に入り原油・ガス価格は数年来の高値に上昇している。
ウッズ氏は「以前予想していた成長、利益、キャッシュフローを実現する軌道に戻った」と発言。「はるかに少ない資本」で業績を拡大できるとし、最近のコスト削減とエネルギー価格上昇を受けて「(自社株)買い戻しに投下できる資本」を確保したと述べた。
エクソンは2018年、利益を25年までに310億ドルとする目標を設定した。17年の調整後利益(米税制改革と減損処理の影響を除く)は150億ドル。同社は昨年、27年までに目標を達成すると表明した。
ウッズ氏は、低炭素燃料・技術はコストがかかると指摘。エネルギー移行のペースを決めるのは石油会社ではなく、政府、社会、消費者だと述べ、「移行を急ぐため、追加の資金を払うのか。企業にとっては難しい問題だ」と発言した。
同社は先に、今後6年間で最大150億ドルを低炭素技術に投資すると発表。来年から2年間にわたって100億ドルを上限とする自社株買いを実施する計画も明らかにした。
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