• 2021/12/03 掲載

過当競争、統合後押し=新たな地銀再編の火種に

時事通信社

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愛知銀行と中京銀行が経営統合する見通しとなった。両行が地盤とする名古屋市を中心に東海地区では、三菱UFJ銀行が旧東海銀行以来の強固な地盤を有する一方、第二地方銀行や近隣県の地銀、信用金庫が激烈なシェア争いを繰り広げる。過当競争による経営体力の消耗が両行の背中を押した格好で、両行の統合は新たな再編の火種となる可能性がある。

東海地域は2002年の東海銀行と三和銀行の合併以降、愛知銀、中京銀、名古屋銀行の第二地銀3行を中心に再編のうわさが浮かんでは消えてきた。金融機関同士の競争が全国の平均貸出金利を下回る「名古屋金利」と呼ばれる特殊な金利環境を生みだし、消耗戦を勝ち残るだけの財務基盤が求められてきたためだ。日銀の超低金利政策がこの状況に拍車を掛けた。

現在、貸出金シェアで下位に甘んじる2行が統合に踏み切ることで、第二地銀でのシェアトップは名古屋銀から、愛知銀・中京銀連合に入れ替わる。政府関係者は「(東海地区での再編は)これで終わりではない」との見方を示す。勢力図の変化で名古屋銀や近隣県の地銀がどのように動くかが今後の焦点となりそうだ。

【時事通信社】

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