- 2021/12/14 掲載
ブラックロック、欧州債「アンダーウエート」に 利回り上昇想定
フィリップ・ヒルデブラント副会長は13日付の顧客向けノートで「インフレ率はコロナ禍前のトレンドよりも上方で落ち着くと予想している。その結果、債券よりも株式を選好する」とした一方、2022年の不透明感を理由に「リスクテイクは控えている」とした。
グローバルチーフ投資ストラテジストのウェイ・リー氏は、22年は株価が再度上昇する一方、債券は再び下落すると予想。2年連続の株高・債券安はまれとした。
もっとも、来年の株式は「経済成長の鈍化、中銀による政策正常化の着手、利益成長がピークを打つ可能性、潜在的な収益への失望感」などにより、小幅な上昇にとどまるとした。
米債に対する「アンダーウエート」は維持した。
また、気候変動も高インフレ見通しの一因であり、数十年にわたって供給面での様々なショックをもたらす可能性が高いとした。
一方、チーフ中国エコノミストのユ・ソン氏は、「中国の規制強化は今後も続くと予想されるが、成長が鈍化していることから政治的に重要な年である22年に規制が強化される可能性は低いだろう」とし、中国資産を巡る環境は短期的に明るいと述べた。
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