• 2021/12/16 掲載

ベア獲得労組を6割に=コロナ前回復目指す―金属労協幹部

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


金属労協の浅沼弘一事務局長は時事通信のインタビューに応じ、2022年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)を獲得する傘下労働組合の割合をコロナ禍前の水準まで回復させることを目指すと表明した。19年春闘では賃上げを要求して経営側から回答を得た労組の6割がベアを獲得。21年春闘では4割に落ち込んでおり、浅沼氏は「少なくとも6割まで戻したい」と述べた。

金属労協は自動車や電機などの産業別労組で構成する。22年春闘でのベア要求は「月3000円以上」を基本とする方針を決定。浅沼氏の発言は、企業業績の回復傾向を踏まえ、ベアの勢いを復活させたい考えを示したものだ。

また、浅沼氏は、政府が産業界に賃上げを要請する「官製春闘」が14年に始まった後も、実質賃金や物価が上がらなかったことを問題視。「付加価値(の向上)を適正に価格に反映できる環境の整備が必要だ」と語った。

春闘方針では、自社や取引先で人権侵害がないか監視する「人権デューデリジェンス」への対応も初めて盛り込み、労使で認識を高める考え。浅沼氏は「(労組は)社会性をもっと発揮できる力がある」と指摘。組織率の低下に歯止めをかけるためにも、社会的課題の解決に労組としても責任を果たす必要性を強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える金属労協の浅沼弘一事務局長=7日、東京都中央区

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます