- 2022/01/11 掲載
みずほFG社長に木原執行役が昇格へ、坂井氏の後任=関係者
[東京 11日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ(FG)が、一連のシステム障害を受け4月1日付けで引責辞任する坂井辰史社長(62)の後任に、木原正裕執行役(56)を昇格させる方向で調整に入ったことがわかった。17日に正式発表する予定。再発防止と企業風土の改善が急務となる。
事情に詳しい関係者が明らかにした。みずほFGの広報は「決まったものはない」とコメントしている。
木原氏は木原誠二官房副長官の実兄で、1989年(平成元年)に日本興業銀行(現みずほFG)入行。みずほ証券の常務執行役員などを経て、直近では執行役兼大企業副カンパニー長などを務めている。平成入行の経営トップは3メガバンクで初めてとなる。
日経などの報道によると、FGの佐藤康博会長の後任は空席を含めて引き続き検討する。みずほ銀行の藤原弘治頭取の後任には加藤勝彦副頭取が就任することがすでに決まっている。
みずほ銀では2021年に9回のシステム障害が発生。金融庁から2度の業務改善命令を受けた。9月30日の障害発生時には資金洗浄関連の手続きに不備があったとことが発覚し、財務省から是正措置命令も受けていた。
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