- 2022/01/13 掲載
米国株式市場=続伸、CPI受け一段の引き締め巡る懸念緩和
CPIは前年同月比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇から加速し、1982年6月以来39年6カ月ぶりの高い伸びを記録した。前月比では0.5%上昇。11月は0.8%上昇していた。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は前年同月比7.0%、前月比0.4%の上昇だった。
アメリプライズのグローバル・マーケット・ストラテジスト、アンソニー・サグリンベーネ氏は、投資家はさらに高い数字に身構えていたと指摘。「きょうのインフレ指標はFRBの政策路線の正当性を確認するもので、すでに織り込まれているよりも積極的な対応が必要ないことを意味している」と語った。
この日は米長期債の利回りが低下したことも、大方のセクターを支援した。
クレセット・キャピタル・マネジメントのジャック・アブリン最高投資責任者(CIO)は「債券利回りの低下はおそらく、株式投資家にとって、リスク選好を少し強めるシグナルになっている」と指摘。
その上で、ラッセル2000指数などの小型株がアンダーパフォームしたことから「株式投資家はまだ質を求めている。制約がないわけではない」と語った。
S&P主要セクターではヘルスケアが下落。イーライリリーとバイオジェンの下げに圧迫された。
米高齢者向け公的医療保険のメディケアを運営する厚生省傘下のメディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)は11日、バイオジェンのアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ(製品名アデュヘルム)」について、保険適用の条件として臨床試験への参加を義務付ける方針を明らかにした。
同薬へのアクセスが制限されることになり、類似の治療薬を開発しているイーライリリーも影響を受ける可能性がある。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 36290.32 +38.30 +0.11 36336.16 36453.49 36168.15
前営業日終値 36252.02
ナスダック総合 15188.39 +34.94 +0.23 15263.10 15319.03 15117.29
前営業日終値 15153.45
S&P総合500種 4726.35 +13.28 +0.28 4728.59 4748.83 4706.71
前営業日終値 4713.07
ダウ輸送株20種 15971.10 -19.76 -0.12
ダウ公共株15種 955.22 +2.48 +0.26
フィラデルフィア半導体 3901.21 +25.76 +0.66
VIX指数 17.62 -0.79 -4.29
S&P一般消費財 1585.81 +9.99 +0.63
S&P素材 567.13 +5.35 +0.95
S&P工業 898.68 +2.65 +0.30
S&P主要消費財 800.99 +0.37 +0.05
S&P金融 688.85 +0.28 +0.04
S&P不動産 307.26 +0.88 +0.29
S&Pエネルギー 483.15 +0.91 +0.19
S&Pヘルスケア 1591.68 -4.16 -0.26
S&P通信サービス 263.96 +0.94 +0.36
S&P情報技術 2963.15 +12.85 +0.44
S&P公益事業 353.54 +1.25 +0.35
NYSE出来高 9.07億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28680 - 60 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28650 - 90 大阪比
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