- 2022/01/13 掲載
みずほFG会長に今井副社長=佐藤氏の後任で最終調整
みずほフィナンシャルグループ(FG)が佐藤康博会長(69)の後任に今井誠司副社長(59)を充てる方向で最終調整していることが13日、分かった。相次ぐシステム障害の責任を取って辞任する坂井辰史社長(62)の後任に三大金融グループで初となる平成入行の木原正裕執行役(56)を抜てきし若返りを図る一方、大企業向け法人業務などを担当する今井氏を会長にすることでバランスを取る。
傘下のみずほ銀行では昨年2月以降、利用者に影響の及ぶトラブルが計10回表面化した。再発防止へ経営管理体制の抜本的な改革を担う新たな経営陣が固まった。
今井氏は旧第一勧業銀行出身。アジア・オセアニア地域本部長などを経て、現在は大企業やグローバル企業担当の責任者を務める。次期社長で最終調整中の木原氏は旧日本興業銀行、みずほ銀次期頭取に4月1日付で就く加藤勝彦副頭取(56)は旧富士銀行の出身。みずほFGの前身となる旧3行の出身者を主要ポストに配し組織の結束を図る狙いもありそうだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕今井誠司
みずほフィナンシャルグループ次期会長 〔写真説明〕木原正裕
みずほフィナンシャルグループ次期社長
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