- 2022/01/14 掲載
EXCLUSIVE-3月の米利上げは極めて妥当=SF連銀総裁
[13日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は13日、勢いの衰えが見えない高インフレや、ほぼ全ての指標で労働市場の好調さが示されていることを踏まえ、3月の利上げは妥当との認識を示した。
ロイターのインタビューで、「絶対に3月だとは言いたくない」とした上で、「失業率が3.9%に低下し、インフレ率が物価安定目標の平均2%を上回っている状況においては、3月の利上げは極めて妥当に思える」と述べた。
昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇した。物価上昇は初期の新型コロナウイルス関連に限定された状況から、より幅広い製品・サービスにまで広がっている。
一方、失業率は12月に3.9%に改善。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)発生前からそれほど遠くない水準となった。
デイリー総裁は「景気支援に向けた緊急緩和策の一部を解除することは実際、適切なことだ」とし、長期的な回復を促し、より多くの人が最終的に労働市場に再び参加する機会を得ることができると述べた。
昨年11月には、より多くの人が労働参加できるよう、忍耐強い政策対応を訴えていた。
総裁はそれ以降、多くの変化があったと指摘。今年中に政策調整が必要だという確信を持つようになったと述べた。
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