- 2022/02/02 掲載
マクニカ、VBOS対策ソリューションエクリプシウム製品を取り扱い開始
2019年以降、相次いでSSL-VPN機器等の非常にクリティカルなOS等の脆弱性が報告されました。これにより、攻撃者は今まで侵入することが困難とされてきた境界型多層防御や監視を迂回する形で極めて容易に侵入することが出来るようなったため、OSの脆弱性を突いた攻撃を仕掛けるようになりました。また、これまでは対策されてこなかった「OSより低いレイヤの脆弱性(ファームウェアの脆弱性)」にも、攻撃者は目を向け始めており、今後益々包括的な対策が求められます。特に盲点となっているのが、このファームウェアの脆弱性です。
ファームウェアを対策すべき理由は以下の通りです。
ファームウェアを対策すべき理由
●OS起動前にマルウェアを動作させることで、管理者レベルの権限を使い、侵害される可能性がある
●既存のセキュリティソリューションでは、OSレベルで動作するため、ファームウェアの脆弱性の悪用や改ざんの検知が難しい
●ファームウェアを改ざんされた場合、OSの再インストールやハードディスクの交換では復元することが難しい
●ファームウェアを破壊することで、機器を永続的に使用不能させる可能性がある
このような理由により、OSより低いレイヤに存在している脆弱性に対するセキュリティソリューションとして、Vulnerabilities Below the Operating System(以下、VBOS)という新しいジャンルのセキュリティ対策が注目されつつあります。
VBOS対策は、企業が管理している端末やサーバ、ネットワークデバイス等を可視化し、主にファームウェアの設定や、各種コンプライアンスへの準拠有無に対して、継続的にチェックする機能を提供します。企業が管理している端末やサーバ、ネットワークデバイス等の管理が不十分であった企業は、VBOSに対するアプローチを容易に実現することが出来るようになります。
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