- 2022/03/02 掲載
米シェブロン、自社株買い拡大 ロシアへのエクスポージャー限定的
投資家向け業績見通しの一環として明らかにした。ロシアへの制裁で需給が逼迫するとの観測で、原油価格は急騰している。
シェブロンのマイケル・ワース最高経営責任者(CEO)は、ロシアのウクライナ侵攻について、同業他社よりも比較的影響が小さいとの見方を示し、26年まで毎年3%以上増産を行う計画に影響しないと説明した。
同社は26年までに石油・ガスの生産を日量350万バレルを大幅に上回る水準に引き上げる計画。昨年の生産は日量310万バレルだった。
26年までのキャッシュフローについても、コスト削減と最近の原油価格高を踏まえて上方修正した。
自社株買いは毎年50億─100億ドル実施するとし、従来の30億─50億ドルから引き上げた。原油価格を1バレル当たり50ドルと想定すると5年間継続できるという。
ジェフェリーズのアナリストは、自社株買い規模の引き上げは「予想以上だ」とし、投資家向け業績見通しにおける「主なプラス材料だ」と指摘した。
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