- 2022/03/04 掲載
東京株、大幅反落=ウクライナ原発火災を警戒
4日の東京株式市場は、ウクライナ南東部の原子力発電所をロシア軍が攻撃、火災が発生したことを受け、リスク回避の売りが優勢となった。日経平均株価は一時、800円超下落。終値は前日比591円80銭安の2万5985円47銭と大幅反落し、2月24日以来、6営業日ぶりに2万6000円を割り込んだ。
ロシアとウクライナによる3日の停戦協議は成果が乏しかった上、原発への攻撃が報じられ、警戒感が一段と高まった。市場関係者は「ロシアのプーチン大統領が何をするか分からないと受け止められ、リスク資産を圧縮する売りや保有株の損失拡大を防ぐためのヘッジ売りが膨らんだ」(銀行系証券)と指摘した。
火災の発生場所が研修施設や研究所で、消し止められたとの続報が伝わると日経平均は下げ止まった。ただ、市場心理は改善せず、株を買い戻す動きは限定的だった。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京証券取引所
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