• 2022/03/05 掲載

欧州市場、強まる逆風=株価急落、ユーロ売りも

時事通信社

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【ロンドン時事】ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、欧州の金融市場への逆風が強まっている。欧米などの対ロ経済制裁の影響が欧州経済にも飛び火するとの見方が広がり、株式市場では主要国の株価指数が連日急落。外国為替市場では欧州単一通貨ユーロが主要通貨に対して売られた。

4日の主要国の株価指数は、ドイツが4.4%安、フランスが5.0%安、イタリアが6.2%安とそれぞれ大幅に値下がりした。1週間の下落率は独仏伊のいずれも10%を超えた。

ロシアがウクライナ南東部の原発を攻撃し、火災が発生したことで投資家の不安が広がった。さらに、石油や天然ガスの価格高騰で、物価上昇と景気悪化が同時進行する「スタグフレーション」の懸念が強まっているほか、ロシア向け輸出の大幅減も不可避となっている。

外為市場では、ユーロが対ドルで1ユーロ=1.1ドルの節目を割り込み、2020年5月以来約1年9カ月ぶりの安値に沈んだ。対円でも、約1年2カ月ぶりの円高・ユーロ安水準となる125円台前半に下落した。

14年にロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合した際は、対ロ制裁の欧州経済への影響は限定的だった。しかし、英調査会社キャピタル・エコノミクスは「今回はロシアの景気後退がはるかに深刻になると予想され、制裁の厳しさから欧州経済への波及も大きくなる」と指摘。ユーロ圏の今年の域内総生産(GDP)の見通しを引き下げた。

一方、ロシア通貨ルーブルは4日に1ドル=120ルーブル台に下落し、史上最安値を再び更新した。

【時事通信社】 〔写真説明〕欧州単一通貨ユーロのシンボルマークをかたどった彫像=2021年12月、フランクフルト(AFP時事)

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