- 2022/03/07 掲載
ロシア、西側の制裁が外貨建て債務支払いの妨げと改めて警告
同省は、ロシアは対外債務を期限通り、全面的に支払うつもりがあると主張。しかし実際に支払うための手段は制裁によって足かせをはめられる恐れがあると述べた。
ロシアは1998年、アジア金融危機や原油価格急落のあおりで資金繰りに窮し、対外債務支払いを一時停止した。今回は支払い能力があるものの、ロシアの外貨資産の多くがウクライナ侵攻を受けて米国や欧州連合(EU)、英国、カナダによって凍結されてしまった。
ロシア政府の外貨建て債務は、ドル建てやユーロ建てなど15本の債券の合計で400億ドルにすぎない。ただロシア企業はさまざまな形でより多くの外貨建て債を発行しており、影響は大きくなりかねない。
目先は、16日に2本の外貨建て債に到来する総額1億0700万ドルの利払い期限が注目されそうだ。利払いには30日間の支払い猶予期間も設けられている。
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