• 2022/03/07 掲載

サハリン2の事業継続、経済安保踏まえ官民で協議を=経団連会長

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 7日 ロイター] - 日本経済団体連合会(経団連)の十倉雅和会長(住友化学会長)は7日の記者会見で、ロシアで日本企業が参画している石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の事業継続判断は、経済安全保障の観点を踏まえ、政府と民間が協議したうえで、G7各国と歩調を合わせて対応すべきとの考えを示した。

サハリン2は三井物産と三菱商事が権益を保有。日本が年間で調達する液化天然ガス(LNG)の1割近くを占める。

十倉会長は長期契約でLNGを安価に調達できている点に言及したうえで、時価で代替調達するとコストが4―5倍に跳ね上がり、数千億円規模の負担増になるとの試算を披露。「日本として約束した制裁を順守するのは当然だが、現実的には政府と相談し、経済安全保障の観点を踏まえて決心すべき。個社の一存では判断できない」と発言した。

欧米企業の間ではサハリンに限らず、ロシアでの事業を中止したり、撤退する動きが相次いでいる。日本企業の対応が、欧米に比べて目立たない点については「やれるところはやっている。欧米(企業)に劣後していることはない」と主張した。

さらに会長は、欧州各国はロシアからLNGを輸入し続けるなど「現実的にエネルギー安全保障を考慮しながらやっている。それぞれの国の事情がある。それを踏まえ、理念を高く掲げ、協調することが必要だ」と指摘した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます