- 2022/03/11 掲載
米金融大手、ロシア撤退=ゴールドマンとJPモルガン
【ニューヨーク時事】米金融大手ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースは10日、ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシア事業から撤退する方針を明らかにした。対ロ制裁の影響が広がる中、ロシアとの関係を断ち切る企業の動きが金融業界に広がってきた。
報道によると、ゴールドマンのソロモン最高経営責任者(CEO)は社内文書で、「(ロシアによる)主権国家の侵略を見過ごすことはできない」と厳しく非難。これまでにロシア国内の従業員約80人の半数を国外に移した。JPモルガンは事業を大幅に縮小した。
米当局への提出資料によれば、ゴールドマンのロシアでの融資債権などの残高は昨年末時点で約6億5000万ドル(約760億円)、証券保有残高は約4億1400万ドル。事業全体に占める割合は小さく、業績への影響は軽微とみられている。
【時事通信社】 〔写真説明〕米金融大手ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者(CEO)=2019年10月、ワシントン(AFP時事)
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