- 2022/03/11 掲載
大規模金融緩和は維持へ=資源高、景気下振れ点検―17日から日銀会合
日銀は17、18両日、金融政策決定会合を開く。ロシアがウクライナを侵攻した後に開く初めての会合で、原油など資源価格の高騰により国内景気が下振れするリスクを点検する。金融政策については、現在の大規模な金融緩和を維持する見通し。
新型コロナウイルス禍に伴うまん延防止等重点措置の長期化などを受け、個人消費では回復が鈍い状況が続いている。さらにロシアへの経済制裁の影響で、ガソリン価格はリーマン・ショックが起きた2008年9月以来の高水準に上昇しており、会合では国内景気に与える影響を議論する。個人消費については、前回1月の会合で「持ち直しが明確化している」に引き上げた判断の下方修正を検討。景気全体の判断も慎重化させる方向で見直す可能性がある。
【時事通信社】
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