• 2022/03/18 掲載

中国当局、融資平台による外債発行の監督強化=関係筋

ロイター

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[北京 18日 ロイター] - 中国当局は地方政府の資金調達を担う融資平台(LGFV)による海外での債券発行に対し、監視を強めている。関係筋3人が明らかにした。

中国国家外為管理局(SAFE)が監督を強化するよう指示したため、一部の地方政府の融資平台は外国債券の発行条件が厳しくなったという。

ある関係者は外為管理局の方針は変わっていないが、発行前の監督強化の影響は明白だと指摘した。「新規発行が困難になっているのは確かだ。原則的に満期を迎えた債券の借り換えしかできない」と話した。

別の関係筋は、弱い融資平台による資金調達をやめさせ、地方の金融プラットフォームのリスクを回避することが目的だろうとの見方を示した。

「(外債の発行は)これまで国家発展改革委員会(NDRC)が承認し、外為管理局は事後にチェックするだけだった。外為管理局は現在、調達資金の使途を審査する必要があるのかもしれない」と語った。

条件を満たした融資平台は、外為管理局の地方支部に登録した後に債券発行に関連する手続きを直接行うことができるという。

こうした動きの背景には、中国の発行体による外債の相次ぐデフォルト(債務不履行)があるとみられる。

外為管理局はロイターの質問にファクスで「地方政府の投資会社による外債発行管理に関する政策に変更はない。今後も現行の規則に基づいて実施する」と回答し、規制強化を否定した。

ムーディーズによると、今年満期を迎える融資平台の外債は314億ドル程度で、半分以上が低格付けや非格付け発行体によるものという。

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