- 2022/03/18 掲載
テレノールのミャンマー事業売却、軍事政権が最終承認
[シンガポール 18日 ロイター] - ノルウェー通信大手テレノールは18日、ミャンマー事業を地元企業とレバノンの投資会社に売却する計画について、軍事政権から最終承認を得たと発表した。
テレノールのシグベ・ブレッケ社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「人権と責任ある事業に関する自社の価値観を守る必要があり、またミャンマーの法律が欧州の法律と矛盾するため」同国から撤退せざるを得なかったと説明した。
これに先立ち、ロイターは関係筋3人の話としてミャンマー当局が最終承認したと報じていた。
このうち2人は15日付の通知文書を確認したとし、5日以内の譲渡が義務付けられていると指摘した。
ロイターは2月、テレノールのミャンマー事業について、国内企業Shwe Byain Phyuが80%、レバノンの投資会社M1グループが20%保有する見通しと報じた。
テレノールの声明によると、売却についてM1とだけ合意したが、譲渡完了後にM1が現地の過半数出資者を確保することが承認の条件になっている。Shwe Byain Phyuが80%保有することをM1から伝えられていたとした。
PR
PR
PR