- 2022/03/23 掲載
年内2.5%に利上げを、前倒し魅力的=米クリーブランド連銀総裁
総裁は講演原稿で「必要な(金利)引き上げの一部を早い時期に前倒しするのは魅力的だ。経済が予想と異なる展開になった場合に、より政策を調整しやすくなるためだ」と指摘。
「今年半ばまでにインフレが和らぎ始めなければ、利上げを加速することができる。逆にインフレが予想以上に速いペースで鈍化すれば、年後半は前半に比べて利上げペースを落とすことができる」との見方を示した。
先週の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、0.25─0.50%とした決定については、強く支持したと述べた。
メスター総裁はさらに、ロシアのウクライナ侵攻でインフレへの上向き圧力が強まるとし、「インフレが既に非常に高い水準にあり、需要が供給を上回っている状況では、高すぎるインフレが経済に定着し、持続するリスクが高まる」と述べた。
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