- 2022/03/24 掲載
米市場で「ミーム株」騒動再来か、ゲームストップとAMCが急伸
ゲーム販売ゲームストップは23日に14.5%値を上げ、映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスも13.6%上昇して取引を終えた。
ゲームストップ株は、ライアン・コーエン会長が自身の投資会社による10万株の追加購入を明らかにしたことで上昇したが、明確な理由がなかった22日も30%上昇していた。
ゲームストップとAMCは23日、投資家向けソーシャルメディア「ストックウィッツ・ドット・コム」で最も話題となったトップ2銘柄だった。
インガルズ&スナイダー(ニューヨーク)のシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は、株価急伸について「おそらく、弱い市場環境にあるために起きたのではないか。ショートする投資マネジャーは機会を探しており、歴史的に実績のある銘柄に回帰したのだろう。これがショートスクイーズを起こそうとする機会を投資家に提供している」と述べた。
ソーシャルメディア上で「ストンクス」とも呼ばれるこうしたトレンドに関連する銘柄のブラックベリー、コス、サンダイアル・グローアーズなどは1.4─4.2%高。
オランダの電気自動車充電会社アレゴが114.1%の急騰を見せた。
23日の上昇にもかかわらず、ゲームストップ、AMC、ブラックベリー、コスは年初来で5─24%下落している。
これはゲームストップとAMCが数営業日でそれぞれ1600%と750%も急騰した昨年1月の踏み上げ騒動とは対照的だ。
S3パートナーズによると、22日にテスラ、ゲームストップ、AMCの空売り筋は23億2000万ドルを失った。
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