- 2022/03/24 掲載
ドイツ総合PMI速報値、54.6に低下 予想は上回る
産出価格の上昇率が過去最高を記録したほか、ウクライナ情勢の緊迫化が需要と供給網に影響を及ぼした。ただ、供給制約の緩和や新型コロナウイルス制限措置の縮小が支援要因となった。
サービス部門PMI速報値は55.0と、前月の55.8から低下。ロイターがまとめた市場予想の53.8は上回った。
製造業PMIは57.6と、前月の58.4から低下。市場予想は55.8だった。
IHSマークイットのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は「PMI速報値は3月の経済活動がかなり底堅かったことを示している。制限措置緩和の恩恵を受けたサービス業に負うところが大きい」と述べた。
ただ製造業は、対ロシア制裁を背景とする供給網の混乱や輸出低迷の影響を受けており、全体の成長に打撃を与え始めている。中国の新型コロナウイルス流行で状況がさらに複雑になっているという。
ウクライナ情勢の緊迫化で物価圧力が一段と高まり、商品価格の高騰で投入コストが増えた。ウクライナ情勢の影響は年末までドイツの経済成長に影響を及ぼす公算が大きいという。
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