「自身含め厳正処分」＝社の法的責任免れず―ＳＭＢＣ日興社長

ＳＭＢＣ日興証券の近藤雄一郎社長は２４日、同社幹部らによる相場操縦事件を受けて記者会見し、「事実を認識した上で、私を含め厳正な人事処分を行う」と述べた。ただ、自らの進退については「信頼回復に努めることが私の責任」と語るにとどまった。

近藤氏は、同社が法人として起訴されたことについて「内部管理体制に不備があった」と認め、会社としての法的責任は免れないとの認識を示した。その上で、捜査や外部弁護士による調査委員会の調査結果を踏まえ速やかに改善策を策定し、実行すると強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕副社長の逮捕を受け記者会見し、謝罪するＳＭＢＣ日興証券の近藤雄一郎社長＝２４日夜、東京都千代田区