- 2022/03/25 掲載
米耐久財コア受注、2月は0.3%減
出荷も鈍化した。一方、モノの需要は引き続き強く、製造業の拡大が続くとみられる。
国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は2月に0.5%増。1月は2.1%増えていた。
消費はサービスに回帰しつつあるが、モノの需要は依然強く、製造業の成長が続いている。しかし、米経済の11.9%を占める製造業では供給のボトルネックとの闘いが続いている。
サプライチェーン(供給網)は改善してきているが、ロシアのウクライナ侵攻によって原油を含む商品価格が高騰し、改善の動きが滞る可能性がある。工場では未完成の製品が山積みになっている。
2月の耐久財受注は2.2%減。1月は1.6%増だった。2月は輸送用機器が5.6%減ったのが足を引っ張った。1月は3.2%伸びていた。
2月は自動車・同部品が0.5%減。1月は0.7%減っていた。変動の大きい民間航空機は2月に30.4%減。1月は10.9%増えていた。
米ボーイングのウェブサイトによると、2月の航空機の受注機数は37機にとどまった。1月は77機だった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR