- 2022/03/25 掲載
日経平均は9日続伸、高値警戒の中でも好地合い維持
24日の米国株式市場は、主要株価3指数が1%超反発した。これまで売られていた半導体株や大型グロース株に買い戻しが入った。中でもエヌビディアが9.8%上昇し、1月半ば以来の高値を記録。半導体セクターの上げを主導した。インテルも6.9%値上がりし、エヌビディアとともにS&P総合500種とナスダック総合を押し上げた。
これを受けて日本株も堅調な地合いを維持したが、年度末接近の週末であるほか、前日までの8日連騰によって高値警戒感が台頭。全体的に模様眺めムードが強く、前日終値を挟んでプラス、マイナスを往来する動きとなった。そうした中で、前日の米株市場においてフィラデルフィア半導体指数が5.1%を超す大幅上昇だったことを受け、半導体関連株が底堅い展開となった。
テクニカル面では、日経平均は200日移動平均線を前に足踏み状態。市場では「200日線が上値の目安として意識される一方、前日までの上昇で過熱感も生じており、模様眺めムードとなったようだ」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)という。
TOPIXは0.09ポイント安で、ほぼ変わらず。東証1部の売買代金は、3兆0581億2700万円。東証33業種では、海運業、水産・農林業、医薬品などが上昇した半面、保険業、パルプ・紙、情報・通信業などが下落した。個別では、ファナック、任天堂などが堅調だが、ソフトバンクグループがさえない。
東証1部の騰落数は、値上がり1007銘柄に対し、値下がりが1068銘柄、変わらずが106銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28149.84 +39.45 28338.81 27946.79
─28338.81
TOPIX 1981.47 -0.09 1993.51 1972.60
─1994.32
東証出来高(万株) 118685 東証売買代金(億円) 30581.27
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