- 2022/03/26 掲載
ウクライナ危機で商品価格上昇、世界経済鈍化の恐れ=米財務長官
イエレン長官はCNBCのインタビューに対し「ロシアとウクライナの情勢を受け、商品価格に圧力がかかっている」とし、「小麦価格が高騰しており、小麦に大きく依存している国への波及的な影響を懸念している。来年にかけての世界経済の成長見通しが押し下げられる可能性が高いと予想している」と述べた。
その上で、ガソリン価格が一段と上昇する可能性がある中、政府は同盟国と協力して消費者への影響を緩和しようとしていると語った。
また、新型コロナウイルス感染拡大とウクライナ危機で、弾力的な供給網を確保する必要性が浮き彫りになったと指摘。「米企業は効率性を重視し、コスト低減に向け供給網を構築してきたが、弾力性が損なわれた。バイデン政権は回復力のある供給網の構築を優先事項としている。ある程度の再配分につながるだろう」と述べた。
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