- 2022/03/26 掲載
ロ、ルーブル決済対応で国営ガス会社に圧力 「4日以内に制度構築を」
[ロンドン/ベルリン 25日 ロイター] - ロシア政府は25日、プーチン大統領が国営ガス会社のガスプロムに対し、欧州向け天然ガス輸出の代金をルーブルで受け取るよう命じた上で、4日以内に決済システムを構築するよう要求した。
ペスコフ報道官は記者団に対し、「大統領からガスプロムに対し、ルーブルでの支払いを受け入れるよう指示があった」と表明。ガスプロムに4日間でルーブル決済システムを整備するよう求めるとともに、「この情報はガスプロム製品の購入者にも伝えられる」とした。
こうした中、ロシア通信(RIA)によると、ロシア外務省は25日、各国がガス代金のルーブル支払いを拒否した場合、世界的な破産を招くと警告。また、ロシアが世界貿易機関(WTO)から脱退することは逆効果であると述べた。
ドイツのリントナー財務相は放送局ウェルトとのインタビューで、独エネルギー業者に対しロシア産ガスの代金をルーブルで支払わないよう提言した。
リントナー氏は「プーチン大統領はロシア経済状況の改善を狙っている。ルーブルで支払えば、プーチン氏の通貨を増強することになる」と指摘。「プーチン大統領の提示する条件を受け入れるのではなく、締結された契約を堅持すべき」と強調した。
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