- 2022/03/29 掲載
PLTとゼネコン21社、「配筋検査システム」の実証実験を2022年度に開始
■継続的改善を目指す共同開発スキーム
本開発体制の特長は、サービスの運営者となるPLTとユーザー側でもある共研21社が共同で開発するスキームとなっていることです。共研21社の配筋検査における課題や検査方法の違い等を把握し、開発要件に反映させることで、精度の高いサービスをさまざまな現場に合わせて構築できます。また、運用開始後も共同開発のスキームを活かし、各現場からのフィードバックを基に継続的な改善を続けることにより、その他の建設会社も活用しやすいサービスへとつなげていきます。
■それぞれの研究開発内容を融合させた共同開発
現在、PLTがパナソニック株式会社と共同開発中の「配筋検査用システム、カメラデバイスおよび、アプリケーション技術」と、共研21社が開発中の「AI(人工知能)を活用した鉄筋認識に関する技術」を融合させることで開発を進めています。
■研究開発の背景
建設業界共通の課題として、熟練技術者の高齢化による離脱や若手技術者の入職減少があげられます。一方で品質管理の厳格化の要求に伴い、高度な品質管理に対応できるレベルの現場技術者の育成には多くの時間がかかります。また、国土交通省はICTを活用することで建設現場の生産性を2025年度までに2割向上させる目標を掲げています。これらの課題を、デジタルツールを使い解決するという強い思いを、共研21社とPLTで共有し今回の開発に至りました。
※ 共同研究参画会社21社(50 音順)
青木あすなろ建設株式会社 株式会社淺沼組 株式会社安藤・間 株式会社奥村組
北野建設株式会社 株式会社熊谷組 五洋建設株式会社 佐藤工業株式会社
大末建設株式会社 髙松建設株式会社 鉄建建設株式会社 東急建設株式会社
戸田建設株式会社 飛島建設株式会社 西松建設株式会社 日本国土開発株式会社
株式会社長谷工コーポレーション 株式会社ピーエス三菱 株式会社松村組
村本建設株式会社 矢作建設工業株式会社 (2022年3月現在)
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