- 2022/03/31 掲載
独CPI、3月は前年比+7.6% 70年代並みの高さ ECB引き締め必至
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、天然ガスや石油製品の価格が急上昇したことが背景にある。市場予想は6.7%上昇だった。
3月の国内基準CPIも前年同月比7.3%上昇と、2月の5.1%上昇から加速。市場予想は6.3%上昇だった。
市場関係者は「少なくとも食料品やエネルギー価格などに関しては1970年代並みだ」と指摘。KfWのチーフエコノミスト、フリッツィ・ケーラー・ガイプ氏、VPバンク・グループのトーマス・ギッツェル氏ら複数の専門家が「欧州中央銀行(ECB)は金融引き締めを開始せざるを得ない」との見方を示した。
統計庁によると、同様の高インフレ率を記録したのは1981年秋。イラン・イラク戦争による原油価格高騰が背景にあった。
PR
PR
PR