- 2022/04/19 掲載
円急落、128円台前半=20年ぶり安値更新―東京市場
19日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=128円台前半に急落した。日米の金融政策の違いによる金利差拡大が意識され、2002年5月以来約20年ぶりの安値を更新。円売りが加速した3月初旬からの下落幅は約13円となり、歯止めがかからなくなっている。
午後5時現在は128円05~06銭と前日比1円41銭の円安・ドル高。
米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ観測を背景に、米国の長期金利が高水準で推移。これに対して、日銀は大規模な金融緩和政策を維持する構えで、金利の低い円を売って、高いドルを買う動きが強まっている。市場では、円を買う材料が見当たらない上、「相場の急変に対して政府・日銀が何も策を取れなければ、一段と円安が進む」(外為仲介業者)との声が聞かれる。
【時事通信社】 〔写真説明〕1ドル=128円台に下落した円相場を示すモニター=19日午後、東京都中央区
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