- 2022/04/20 掲載
東京円、129円挟み乱高下=日銀オペめぐる思惑で
円安進行が止まらない東京外国為替市場の円相場は20日、日銀が特定の利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」をめぐる思惑に揺さぶられる形で、1ドル=129円を挟み乱高下した。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが加速するとの見方から、米長期金利が大きく上昇する中、その影響が及ぶ形で19日の東京債券市場では、長期金利が日銀の許容する上限である0.25%に到達していた。
これを受け、金利高の圧力を和らげるため、日銀が3月末に続いて指し値オペに踏み切り、日米の金融政策の違いが顕在化するとの観測が浮上。その結果、円安・ドル高進行に弾みがつくと見込んだ投機筋の間では円売り・ドル買いの動きが広がった。円相場は、20日早朝には129円台を付けるなど、一時はわずか1日で2円程度下落し、約20年ぶりの円安・ドル高水準を更新した。
【時事通信社】
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