- 2022/04/22 掲載
英中銀、インフレ対応と景気後退回避で難しいかじ取り=総裁
英中銀は3月、インフレ抑制のため政策金利を0.50%から0.75%に引き上げたが、景気の下振れリスクを踏まえ、追加利上げの必要性については文言を和らげた。
ベイリー総裁は講演で「われわれはインフレ対応と、実質所得のショックによる(経済)生産への影響や、それが景気後退を引き起こしてインフレを過度に低下させるリスクとの間で非常に難しいかじ取りを迫られている」と述べた。
インフレ目標政策が機能しないという指摘には「20─25年前に考案されてから最も厳しい試練に直面しており、これまで以上に必要だ」と反論した。
また、労働市場が減速するかどうかが鍵だと強調。英企業の多くは人材確保が難しくなっているとし、「成長が鈍化しても労働市場の強さが長期間続くかが問題だ。雇用主は労働者を保持するかもしれないためだ」と語った。
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