- 2022/04/25 掲載
独4月IFO業況指数は91.8へ小幅上昇、ウクライナ紛争の影響緩和
ロイターがまとめたアナリスト予想は89.1だった。
IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏はロイターのインタビューで、独経済はウクライナ紛争による当初のショックの後、持ち直したようだと述べた。上半期にリセッション(景気後退)の兆候はないとの見方を示した。
サプライチェーンの問題は依然として産業界にとって大きな問題で、75%の企業が問題を報告し、小売業者の4社中3社が値上げを望んでいると指摘した。
4月の独現況指数は97.2と市場予想(95.8)を上回った。期待指数は86.7。予想は83.5だった。
アナリストは、業況指数が小幅上昇したことについて、今後数カ月で楽観的な見方が広がるわけではないと指摘している。
ハウク・アウハウザー・ランペのチーフエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は「ウクライナ戦争のため、全体のムードは1カ月前と変わっていない。企業のムードは依然として悪い。特に先行きについてはそうだ」と指摘。
コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨーグ・クレーマー氏は、ウクライナ戦争とロシア産エネルギー禁輸の可能性は、引き続き企業の大きな懸念要因だと指摘した。
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