- 2022/04/25 掲載
午後3時のドルは128円半ば、米長期金利につられ一進一退
米10年債利回りは足元、2.86%台後半で推移。一時、同利回りが2.84%台前半まで低下すると、ドル/円も128.24円まで下落した。
前週末の米株安の流れを受け、きょうの日経平均は一時、600円超安となるなど軟調だったが、市場では「ここのところ、日経平均の下落に伴うリスク回避の円買いはほとんど聞かなくなった。今は米金利に連動してドル/円が動くことが多い」(国内銀行)との指摘が聞かれた。
一方、今週は大型連休前の28日に日銀の金融政策決定会合を控え、「日銀会合まではドル/円は方向感に欠く展開となりそうだ」(トレイダーズ証券の市場部長・井口喜雄氏)との指摘が聞かれた。
22日、日銀の黒田東彦総裁は米コロンビア大学の講演で、積極的な金融緩和策を継続する意向を改めて示しており、「(28日の会合で)緩和修正を示す可能性は低いのではないか」(前出の国内銀行)との意見が出ている。
ただ、市場の一部では、円安進行への警戒感から政策スタンスを一部修正するとの思惑も広がっており、トレイダーズ証券の井口氏は「日銀会合を通過するまでは、(ドル/円の)ポジションを傾けづらく、これまでのようにドル買い一辺倒にはなりにくいのではないか」との見方を示した。
ユーロ/ドルは1.0774ドル付近で弱含み。ユーロ/円は138.43円付近で小動きとなっている。24日に投開票されたフランス大統領選の決選投票では、現職のマクロン氏が極右候補のマリーヌ・ルペン氏を破り、再選を果たした。
ただ大方の予想通りの結果で、フランス大統領選を手掛かりにしたユーロ買いは進まなかった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 128.47/49 1.0774/78 138.43/47
午前9時現在 128.59/61 1.0808/12 139.00/04
NY午後5時 128.56/59 1.0794/96 138.78/82
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