- 2022/04/27 掲載
NEC X、ブドウ農家向けに自動剪定ソリューションを提供するスタートアップ企業を設立
近年米国では、農家における労働人口が2000年と比較し25%減少していると言われる(注3)など人手不足が大きな課題となっています。こうした状況への対処のため、AIなど先進技術を活用した作業効率化が求められています。
そこで、ビーグル・テクノロジーは、NECの研究者の支援を受け、ワイン用のブドウ農家向けに作業効率化を実現する独自の映像分析技術とロボット制御技術を開発しました。これらの技術を搭載したロボットアームをトラクターの先端にとりつけ走行することで、カメラ映像からリアルタイムに剪定・芽摘みすべき適切な位置を特定し、走行と同時に自動で作業を行います。これにより、熟練した作業者でなくてもトラクターを運転するだけで剪定・芽摘み作業を行うことができます。
なお、ビーグル・テクノロジーは先行してThe Wine GroupやFoley Family Farmなど5つの農家と400エーカーのブドウ農園で本ソリューションを活用した有償実証を行っており、作業効率化により剪定で約25%、芽摘みで約70%の人件費等のコスト削減を実現することが出来ました。今後、ビーグル・テクノロジーは、資金調達を経て、世界有数のワインの生産地であるカリフォルニア州を中心に本ソリューションの展開を目指します。
(注1)本社:米国・カリフォルニア州、President and CEO:井原成人
(注2)本社:米国・カリフォルニア州、CEO and Co-Founder:Yang Fang
(注3)National Agricultural Statistics Serviceのデータより算出
関連コンテンツ
PR
PR
PR