- 2022/04/27 掲載
午後3時のドルは127円後半で上値重い、日銀決定会合の内容を見極め
仲値にかけては大型連休前の国内輸入企業によるドル買いフローが入り、ドルは127円後半まで上昇。しかしその後は伸び悩んだ。市場では「前日の海外市場のドルは128.20円近辺で上値を抑えられており、128円台への上昇に慎重なようだ」(外為アナリスト)との声が聞かれた。
三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は「前日までの米金利やドル/円は急ピッチで上昇した反動からスピード調整が入った」と指摘。あすの日銀金融政策決定会合で、政策変更はないと予想しており、市場の一部で10年金利の許容レンジ拡大を巡る思惑などが浮上していたことを踏まえると、「(日銀金融政策決定会合に)再びドル高/円安基調となりやすい」との見方を示した。
ユーロ/ドルは1.0648/52ドル。ロシア国営天然ガス独占企業・ガスプロムが、ポーランドとブルガリアに対し27日からガスの供給を停止すると通知した。これを受けて、欧州経済減速懸念からユーロの売り圧力が強まった。
市場では「欧州中央銀行(ECB)は年内に利上げに踏み切ると予想されているものの、米国の利上げ見通しに比べれば金融政策正常化で出遅れており、相対的にユーロが買われにくい状況が続いている」(国内信託銀行)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 127.70/72 1.0648/52 136.01/05
午前9時現在 127.25/27 1.0641/45 135.43/47
NY午後5時 127.22/25 1.0636/40 135.32/36
PR
PR
PR