- 2022/04/27 掲載
スズキ車で排ガス試験不正疑惑、独など欧州3カ国が捜査
[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ、イタリア、ハンガリーの検察当局は27日、スズキのディーゼル車が検査時のみ有害物質の排出量を抑える装置を搭載していた疑いで家宅捜索を行った。
独検察の27日の声明によると、捜査はスズキグループ、ステランティスグループ、マレリグループの責任者に関連しており、欧州司法機構による協調行動の一環として、ドイツ、イタリア、ハンガリーで捜索が行われている。
欧州司法機構によると、検査時に排ガスの有害物質の量がEU基準を満たしているようにする装置がイタリアで製造されたディーゼルエンジンに設置され、そのエンジンはハンガリーの組立工場で使われた。
ドイツに欧州本部を置くスズキはコメントを避けた。
EUの厳格化した排ガス規制をかいくぐるための不正は2015年のフォルクスワーゲンのいわゆる「ディーゼルゲート」がある。このときは世界で1100万台に影響し、VWは改修や罰金、裁判費用など400億ドル以上のコスト負担となった。
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